SHARPのIS03vsPANTECKのIS06

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SHARPvsPANTECK


液晶のSHARPとスマートフォンのPANTECK
両者の得意分野で勝負されたIS03とIS06
 IS06とIS03の違いはブランドの違い。
両ブランドのよさがそれぞれのモデルに表現されたといっても言い。


 IS03はSHARP、それに対してIS06はPANTECK。



 SHARPは日本を代表する電気メーカー。
液晶技術は日本でも他の追随を許さず、世界的にも液晶テレビは有名。
それに対してPANTECKは韓国発の携帯メーカー。
日本ではまだまだ知名度は低いが、世界のスマートフォン市場ではある程度のシェアを誇るメーカー。






 IS03とIS06の違いをメーカーの違いに当てはめて比べてみるとおもしろい。
SHARPは持ち前の液晶技術を駆使したスマートフォンを作った。
高性能なカメラもきれいに映るワンセグもシャープの腕の見せ所というわけだ。
SHARPとしては液晶での差別化こそがSHARPのスマートフォンの他社との差別化には不可欠だった。
また、おサイフケータイやワンセグなどの機能はもともと日本の携帯にのみあった機能。
(この日本独自の特性ということでガラパゴス諸島の進化をもじって日本の携帯はガラケーと呼ばれたりする)
他の国の携帯ではまず見られない機能だった。

 豊富な機能が特徴のガラケー


 これは逆に言えば日本製のスマートフォンの専売特許。
海外の携帯ブランドからしたら聞いたこともない機能。
これらの機能を備えたスマートフォンを生み出すのは用意ではないはず。
IS06を作るPANTECKからしたらおサイフケータイやワンセグの機能をつけたスマートフォンを作るなんて夢のまた夢。
スマートフォンにこれらの機能をつけることに対する賛否はともかく、
IS06とIS03の決定的な差別化を生み出した要因となった。





 それに対してPANTECKは世界中でスマートフォンを発売している実績がある。
当然スマートフォン自体の生産技術はシャープ以上のものがある。
auでもいち早くAndroid 2.2を採用したりと、他の機能ではなく「スマートフォン」で勝負できるブランド。
今秋auのマーケティング戦略により「au=IS03」のイメージも強いこともあり、
IS06にはこれといったアピールポイントは見当たらない感も否めない。
しかし、それはむしろ本来あるべきスマートフォンの姿を示しているのだろう。
(auもdocomoやsoftbankのスマートフォントの差別化のためにおサイフケータイやワンセグなどの機能を前面に出したマーケティング戦略をせざるを得なかったためどうしてもIS03に最中力しなければならなかったはずだ。)
個人的にはインターネットをさくさく見たいのでIS06のような高性能スマートフォンの出現を期待している。





 ただし、世界のPANTECKがこの状況をただ指を咥えて見ているはずはない。
PANTECKも将来的にこれらの機能を取り入れた携帯を作る可能性は大いにある。
あるいは今後も自社の強みを生かした「高性能スマートフォン」の路線を貫くことで差別化を図るかもしれない。




 今回IS03はスマートフォン市場に大きな功績を残した。
今までのスマートフォントの違いを見るとやはりワンセグやおサイフケータイ、携帯のEmailの継続など従来の携帯の機能を引き継いだ点が差別化を生み出したのも事実。
そしてこれだけIS03が売れているということはユーザーもこれらの機能を待ち望んでいたという証拠だし、それはauが見事にユーザーのニーズを見抜いたということにほかならない。
日本のスマートフォン市場は当然今後もIS03のようなガラケースマートフォンも出てくるだろう。





 だが、その一方でIS06のようなビジネスマンやネットヘビーユーザーに好まれる高性能スマートフォンも市場の一角を担うはずだ。
やはりスマートフォンの魅力はアプリなどをダウンロードし自分専用の携帯を作れるところ、いうなれば個々のニーズを満たせるだけの高性能さが最大の持ち味。
このような高性能スマートフォンが社会からもっと受け入れられたらスマートフォンの市場は急成長するはずだ。




 各メーカーのオリジナリティーあふれるスマートフォンの出現を願ってやまない。



すごいぞ!AQUOSブルーレイ連携機能!!

SHARPのスマートフォンの課題

PANTECKの今後