IS06のほうがIS03より安い理由

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なぜIS03よりIS06のほうが安いのか?


生産コストの差が表れた結果
Android 2.2を搭載してもコストを抑えられる理由
 店頭でIS03とIS06を比べてみるとIS03のほうが高い。
最新のモデルの値段が必ずしも高いとは言わないが、
一般的には先に出たモデルのほうが安かったり、
少しずつ値段が下がって最新モデルのほうが値段が高くつくもの。
なぜ、IS03>IS06なのだろうか?
その秘密からIS03とIS06の差別化を図ってみたい。




 IS03のほうが高いという点からもIS03のほうがコストが高いと推測できる。
では、どんなコストがかかっているのだろうか?




 IS03の最大のコストはおそらくガラケーの機能だろう。
スマートフォン初のおサイフケータイやワンセグ搭載、携帯用のメールアドレスなど今までのスマートフォンにはない機能をふんだんに盛り込んだ。
おそらく基本となるプログラムの開発はauが行ったと思われるが、SHARP側でも何らかのプログラムを開発したはず。
その開発コストを考慮すればやはり上乗せは妥当と言わざるを得ない。





 また、IS03にはSHARPの携帯ならではの機能がある。
AQUOSのブルーレイで録画したデータをIS03に転送できるのだ。
これはAQUOSユーザーにはかなりうれしい機能だ。






 特にスマートフォンとはいえブルーレイのような高容量のデータを再生させるにはしっかりしたプログラムの開発が必要。
(Android 2.2だったらまだしも、2.1ならなおさら大変なはず。)
AQUOSユーザーのための苦労もうかがえる。






 これらの重装備がIS03をの値段となって現れたのだろう。
また、IS03はauにとって紛れもなくエースの1台。
auブランドとして「通話料金が安い」というイメージを打ち出しつつ、
機種は高性能という印象を与えたいはずだ。

だとしたら当然IS03の安売りだけは避けたいところ。
そういうイメージ戦略もあったのかもしれない。






 一方IS06のほうは、コストがかかってないのか?
IS03ほどの基本性能はないので、IS03ほどのコストはかかってないと思われるが、
IS06も最新のAndroid 2.2を搭載するなど、それ相応のコストはかかっている。




 ではなぜIS06のほうが安いのかというとそれは「PANTECKの実績」があるからだ。
PANTECKは世界のスマートフォン市場ではすでに一角を占める。
スマートフォンでの実績ならばSHARPのはるか上を行っている。
当然、開発ノウハウもSHARP以上にあるため、同じプログラムを開発するにしても安くできたり、すでに開発済みだったりしてコストパフォーマンスが高い。
また、今までの生産ラインを有効に使うことができるため、生産効率も高く1台あたりの生産コストも安くできたはずだ。
スマートフォン市場で先手を打ってきたがために、Android 2.2を搭載した新型モデルであったとしてもより安い価格で販売することができたのだ。






 ISO3とIS06はそれぞれ「ガラケースマートフォン」と「高性能スマートフォン」と位置づけることができる。
auとしては他キャリアの高性能スマートフォンとIS06を差別化するという点では、
IS03のように付加価値をつけるのではなく、コストパフォーマンスに優れる高性能スマートフォンというスタンスで勝負したいという思いもあったはず。
つまり、IS06に「この性能でこの値段!?」という「安さ」をアピールしたかったはずだ。




 また、IS06は世界ですでにスマートフォンを大量に販売している実績がある。
つまり今まで培ってきたノウハウがありコスト削減はもちろんだが、故障やトラブルなども経験しているはずだ。
それらの問題を乗り越えてきたということはPANTECK製のスマートフォンはより故障しにくいスマートフォンであると考えられる。
こういう目に見えない部分のコストを考慮するとPANTECKのスマートフォンはかなりお買い得であるといえる。